ああ！おおいたにかえりてえ

息子が帰ってくるまでの
まちなげーこのひと時

ブログではきだしでもして遊ぼうと決めた。




昨日の仕事
はじめていったところ
元締めの担当者におそるおそる挨拶すると
成宮君にそっくりなイケ面男子じゃんか。

するどい私はぴんときた。



こういうやつは、自分のかわいさを知っており
それを最大限活用しようとするのである。
おばさんなど簡単だと思っているふしがある。


「お世話になります。今日の段取り等はどうなってはりますか！」
眉間にしわの仏頂面で語気を強く訪ねるという先制攻撃に出た。


おばちゃんはみな自分に親切という刷り込みのある成宮似は、案の状びびった。
質問した私には一切目を合わせず
となりにいたやさしいおばさんのみを凝視しながら段取りを話す。
が、その説明はおおむね意味不明で要領を得ない。

ほうらやっぱり
かわいさだけで仕事しているからそういうことになるんじゃ


ぼくがんばってます光線と
自分をかわいがってくれそうな人にはホスト座りで話しかける。
誰かに何かを聞かれると即座に対応するかいがいしさ
ひとりでてんてこ舞いである




お昼も過ぎる頃、けな気ながんばりようが
さすがにだんだんかわいくなってきた。
かわいさも利用しているけど、天性のものなので仕方ないし、
一生懸命だし、性格はまっすぐそうだ。
案外骨のあるやつなのかもしれんぞ。



第一印象よりは少し評価をあげたのでにっこり笑顔で話しかけてみた。

「Ｍさん、この会社長いんですか？まさか新卒じゃないですよね」と

「いやいやいや、ぼくこれでも２９ですよ。でもこの会社は２月に入ったばっかりで
業界も違ってるからなんにもわからなくて～いろいろ教えてください。よろしくお願いします。」
やっと目を合わせて、「媚」をうってきた。

すんなり返答したように書いたけど、そこまでの情報を得るのに
何度か質問をせねばならなかったのだが、笑顔で聞いていたので
私への恐怖心は薄らいできたようだ。
それにしても２９でそれ？
「まあ、２９ならもうベテランね～」といやみをいってみたが通じていない様子。





汗だくで、よくわからないのに、がんばって、スピッツのように動き回る成宮似。
かわいい顔で媚うるのは、生まれつきなんであろう。
まあ、がんばっているので、許すとするか、、、
と勝手に高飛車に思い始めたのも束の間



「あ、しまった～このお客さん、カーテンの見積かかなきゃならない。
どうしよう、ぼくわからないのに」
そばにいたカーテン担当じゃない女性スタッフが即座にかってでる。
「はいはい、私書くよ」
そこまでの一瞬のやりとりの間に
しゃがんでうなだれて
顔をあげたと思ったら
女性スタッフの顔を覗き込んで
思いっきりの上目づかいで
「すみません、お願いします」とぺこぺこ


むっり～！！！


絶対無理！


わからないから教えてくださいゆうとったんちゃうんか！
おしえたるから自分で書け～～～！！！



って言いたいのをぐっと堪えるのであった。


媚を売ってもどこにも通用しないおばさんのひがみではございません。
決して